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顎と噛み合わせの不調

 

 

 

「顎関節症」の症状や「頭痛」、「肩こり」、「腰痛」などの身体の症状のうち、歯の噛み合わせを治療することで軽快する症状があります。これらを、噛み合わせの異常からくる関連症候群という意味で「咬合関連症候群」と呼んでいます。
では、「顎関節症」と「咬合関連症候群」の違いは何でしょう。「顎関節症」は、顎関節の症状で、「口が開かない」、「顎の音がする」、「顎が痛い」の三つの症状を言います。しかし、教科書では、この三つの症状の他に「肩こり」、「腰痛」などの症状があると書いてあるので、「顎関節症」を考える上で誤解を招くのです。本来であれば、「顎関節症」とは別に「咬合関連症候群」という大きな枠を考えなければならないと思います。「顎関節症」でない患者様の「頭痛」、「肩こり」、「腰痛」などの症状が軽快することがよくありますから。
しかし、そのような症状があっても、歯科以外の科を受診してしまいます。そして、「顎関節症」の症状がでてから始めて歯科を受診します。

 

 

咬合関連症候群の症状      

 

咬合関連症候群なると、さまざまな症状が起こります。その主なものを下図にまとめておきました。
       

 

咬合関連症候群の原因

 

咬合関連症候群の原因として、以下のようなことが考えられます。

 

1

咬合関連聴覚障害

 

 

 

咬合関連聴覚障害は、噛み合わせによって咀嚼関連筋の左右差から起こる脳血流の変化から起こり、またそれと同時に顎関節運動に関連した側頭骨部付近の咀嚼筋圧の変化によって起こると考えられます。
脳血流の増加は、側頭骨内の血流の左右差が生じてきて、蝸牛内部のリンパ圧そのものの左右差が生じるために起こると考えられています。
そうした現象が、聴力の違いとなって現れると考えられています。

 

 

2)

咬合関連脊椎障害

 

咬合関連脊椎障害は、脊椎に対する脊椎の変形を伴う症状になります。それには、左右的な頭の位置の変化や前後的な頭の位置の変化があります。

 

 

頭の位置の左右的変化の場合、噛み癖が引き金となります。片側での噛み癖があると、噛む側の歯が磨耗して顎の高さが変わってきます。すると、噛み合わせが低くなった方に頭が傾くようになります。
その頭の傾きを補正するため、反対の噛んでいない側の筋肉が常に緊張し、肩こりや頭痛などが起こるようになります。そうすると、脊椎に頭の位置の異常な負荷がかかり、脊椎が側湾変形します。

 

 

 

頭の位置の前後的変化の場合、奥歯の噛み締めが引き金となります。奥歯で常にかんでいると、奥歯と前歯で噛み合わせの高さに違いが出てきます。つまり、奥の方の噛み合わせが低くなってきて、頭そのものの重心が後ろに移動していきます。
頭の重心が後ろに移動すると、姿勢はのけぞるような姿勢になります。その姿勢では生活しにくいので、頚椎、胸椎あたりで姿勢の補正を行い、猫背になります。

 

 

 

            

 

 

咬合関連症候群の治療

 

@原因不明の頭痛がないですか?
A
首や肩がこっていませんか?
B集合写真を撮るときに、頭の位置を直されませんか?
C顔が左右非対称ではないですか?
D歩行や階段の上り下りで、腰痛・膝痛がありませんか?
E首が左右均等に曲げにくくありませんか(車をバックさせることが苦手)?

F腕を水平に持ち上げる運動を行うと、
左右でその重さに差がありませんか?
G
手がしびれ、握力が下がったりしていませんか?
H最近、テレビの音量がおおきくなりませんでしたか?
I高い山から下りたときのような耳の閉塞感がありませんか?
Jめまい、立ちくらみがしばしば起こりませんか?
K耳鳴りがありませんか?
L口を開け閉めするとき、顎関節に音がしませんか?
M口を開け閉めするとき、顎関節に痛みを感じませんか?
N口の開け閉めが困難になりませんでしたか?
Oイライラして物事に集中できなくありませんか?
P歯周病が進み、歯がグラグラしてきませんか?
Q気がつくと、いつも同じ側で噛んでいませんか?
R睡眠が浅く、起床時に身体がだるくありませんか?
S上を向いて寝ると、息苦しくありませんか?
■これらのリストのうち、5つ以上ある方は、咬合関連症候群が疑われます。

 

 

「咬合関連症候群」の定義

@歯科の病気および咀嚼障害に関連して増減する身体の全体の症状であること
A歯科治療により症状が軽減すること
B歯科処置により症状の変化が確認できたもの
C発病症状に対する関連科の治療行為を行わないもの
Dその変化が客観的に評価できるもの(計測機器などによる観察分析ができるもの)

 

 

 

 

「咬合関連症候群」の治療

前述のような「咬合関連症候群」の定義があるので、一般的に歯科医は歯科治療しかしません。しかし、それで良いのでしょうか?
顎関節症の患者様を診てきた経験では、多くの患者様の咬合(噛み合わせ)が不安定で、再現性に乏しい状態でした。そのため、歯型模型を正確に咬合器(左図)に付けることができません。そのことが、「咬合関連症候群」の治療を難しくしています。
ですから、岡永歯科では、定義に拘らず、歯科以外の処置も併用しています。

 

 

 

カイロプラクティック誕生秘話

カイロプラクティックの創始者であるD・D・パーマーが、17年来聾唖であった患者の脊椎の一部(上部頚椎)が変位しているのにきづき、その変位部を手で押し込んでみたところ驚異的に彼の聴力が回復しました。これが、カイロプラクティックの始まりで、歴史上初のカイロプラクティックの治療です。

 

 

上部頚椎へのアプローチ

咬合(噛み合わせ)の高さが低くなると、m’を水平に保つと、Y’は前方に移動して頭が前傾します。それに伴い、頚椎が変位します。

頚椎が変位すると、以下のような症状が現れます。
@偏頭痛
A背中の痛み
B胸の痛み
C側胸部の痛み
D目の奥の痛み
E開口障害
F顔の皮膚の痛み
Gめまい
H顔面神経マヒ
I痙性斜頚

岡永歯科では、このような症状を歯科とカイロプラクティックの立場より総合的に診ます。

 



 

 


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